はるキッチン > つぶやき 2018/7/18
ネットワークビジネスに勧誘されそうなった話
先日、ネットワークビジネスに勧誘されそうになったので、そこに至ったまでの手口を公開しておきます。皆さんも人生で1度や2度遭遇するかもしれないので、気を付けて下さい。
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1.飲み会やスポーツの誘い
街コンで知り合った女性(今後A子と呼ぶ)がいて、その子は社会人サークルのような集まりに参加しているらしく、都合合えば行きませんか、と誘われる。
飲み会やスポーツをしているみたいで、スポーツなら面白そうと思い、スポーツの日なら行ってみたいと告げる。アルティメットというスポーツをするらしい。参加費は無料のようだ。
2.食事の誘い
スポーツは月1回程度しているらしく、最初に提案された日は僕は都合付かなかったので、次の機会にという事になる。(競馬の宝塚記念を見に行く日とかぶってしまったため)
その1ヶ月半後くらいに、改めてスポーツイベントの日程の連絡が入る。
その日なら行けそうだったので、行けると告げる。
また、その日まで時間があるから、お茶でもどうかと誘われる。
これは少し疑問だった。何のためのお茶だろうと。脈ありな感じでもなさそう。
3.疑惑が少し生まれる
平日の夜にA子と晩御飯を食べに行く。
そこで近況の報告など普通の会話をする。
そのサークルの話もして、A子はすごく楽しいと言ってて、サークルを持ち上げていた。
この段階で、以前によく似た状況があったのを思い出した。
そう、僕は10年程前にネットワークビジネスに勧誘された経験があったのだ。
その時に勧誘してきた子が言ってたのも「私は今すごく充実してるんです。今やってる事で。」的な事だった。
その時の言葉と瓜二つ。
ただその10年前のやつはサークルではなく、副業みたいな事と言っていた。
今回のはサークルだから、また違う可能性もある。
食事を終え解散。
4.W杯観戦の誘い
ちょうどこの時期はワールドカップがやっており、僕はサッカー見るのは好きと言っていたので、みんなでW杯のパブリックビューイングどうですか、と誘いを受ける。
100人くらいでバーを貸し切ってするらしい。そんなに人数いるのかと驚く。
それで行ってみたいと思い了承するが、前日から熱を出して寝込んでしまい、キャンセルとなる。
また、その週の週末にスポーツイベントが予定されていたが、病み上がりになりそうで大丈夫かと危惧していた。
5.お喋りイベントの誘い
日本代表戦の次の日にはお喋りイベントがあるから、体調よかったらどうですかと誘いが来る。
いや、まだしんどいから無理。やたら誘ってくるなぁ。
これはちょっと気を使ってほしかった。例え熱引いてても病み上がりになるし。
6.スポーツイベント当日は雨
体調が良くなったので、週末のスポーツイベントには行けそうになった。
ただ病み上がりになるので、休憩しながらしようとは思っていた。
しかしながら当日は雨となった。中止かと思ったらボウリングになったとの事。
ボウリングはお金使うからあんま乗り気じゃなかったけど、前回のパブリックビューイングキャンセルの件もあるし、断りにくかったから参加することにした。
7.一人の男に話しかけられる
A子と待ち合わせをして、ボウリングイベント会場に到着し、そのサークルの人たちと顔合わせをした。
年齢的には30前後あたりが多そう。20人近く来ていた。男女比は3:1くらい。
名札を付けるみたいで、僕の名札も作る事となった。
その中でリーダーっぽい人から声をかけられた。(今後B太郎と呼ぶ)
そのB太郎と結構喋り、ボウリングもA子と共に一緒のレーンでする事となった。
ペア戦となり、1~2位は景品がもらえるらしい。
僕はA子とペアとなり、1ゲーム目は160近いスコアを出して2位となった。B太郎のペアは1位。
2ゲーム目はレーンが変わり、B太郎ペアとは違うレーンになった。
2ゲーム目は少し調子を悪くして100ちょいのスコアになり、合計で3位となって景品はもらえなかった。
ちなみに1位の景品は確かブランド物のネックレスだった。(ブランド名忘れてしまったので思い出したら記載)
8.3人でお茶の誘い
ボウリングを終え、スコア集計している間に、B太郎が「今度はA子と3人でお茶でもしませんか」と誘ってきた。
その場では僕は『あ~いいですね。今度は少人数なんですね。』と返事をした。
そして隣で聞いていたA子が「平日の夜とか大丈夫ですか」と聞いてきたので『夜なら大丈夫』と答えた。
そして3人でライングループ作って、また連絡するという話になった。
この時はとっさだったので、頭が回らなかったが、後でよくよく考えてみると、おかしい事だらけという事に気が付いた。
おかしい点1:なぜお茶なのか
「また次もサークルのイベントで会いましょう」が普通ではないのか。
おかしい点2:なぜ3人なのか
B太郎とよく喋ったとはいえ、なぜ3人なのか。ほかにも呼べる人がいてもおかしくはないはずだ。
おかしい点3:男が男を誘うのか
女の子をお茶に誘うなら分かるが、なぜ男の僕をお茶に誘うのか。ゲイなのか。
おかしい点4:なぜA子の都合を聞かなかったのか
B太郎はA子に確認せずいきなり3人での提案をした。
A子も戸惑いの様子は見せなかった。
つまり、これは予め計画されていたという事なのだ。
おかしい点5:なぜA子が都合のいい日を聞いてきたのか
B太郎がお茶の提案をしてきたのに、隣で話を聞いていたA子が「平日の夜はどう」と都合を聞いてきた。
B太郎からA子、A子からB太郎への都合の確認は一切なかった。
つまり2人の都合の合う日は同じ、もしくはすでに打ち合わせ済みということなのだ。
おかしい点6:なぜ平日の夜なのか
僕は土日休みと言っているのに、なぜ平日の夜を提案してくるのか。
家に帰ってから、疑惑がMAXとなった。
ネットで情報を集めまくり、知恵袋で質問もした。
知恵袋での回答も、全員がこれはほぼネットワークビジネスだとの事。
三人で会うのはネットワークビジネスの勧誘方法のABCというようだ。
こちら
https://networkbusinesssuccess.com/basic/abc/
そう、10年前の時も3人だった。現場に連れていかれたらその子の先輩の人がいて、その人がレクチャーをしていた。それが今回B太郎なのだろう。
疑惑を確信に変える方法はないか考え、お茶を拒否した場合の相手の出方を伺う事にした。
9.お茶を回避
3人でお茶するという話は、平日行くのは電車賃使うから負担と告げ、次のスポーツイベントの日にどうか提案。
すると「平日に飲み会するからその日はどう?」と。
いやいやいや、飲み会とお茶ならダブルでお金使いますやん。。しかも平日に。
スポーツイベントは無料だから行くって言ってるのに。
そもそも、飲み会するならお茶しなくていいでしょ。
そういう事で「平日の飲み会はやめておく」と拒否。
10.室内スポーツ、ボードゲームの誘い
土日のイベントの案内が来た。
室内スポーツかボードゲームとの事。
ボードゲームってどんなゲームをするか聞いたら、コヨーテとかゴキブリポーカーとかドミニオンとか、そして「リアル人生ゲーム」もあるとの事。
元々ボードゲームにはどんなものか興味あったので、それに参加する事にした。午前中にするらしい。
しかし一応念には念を入れようと思い、思い切ってこう聞いてみた。
『一つ気になってる事があるんだけど、これって何かに勧誘されたりしないのかな?宗教だったりネットワークビジネスだったり。以前にもよく似た状況があったから気になって。違ってたらごめんね』と。
すぐ返事は来なかったが、次の日の昼に「違いますよ~(^^)」と返事が来た。
う~ん、じゃあ違うのか?まぁ参加してみるかと思い、行くことにした。
待ち合わせ場所は現地でもいいと言ったが、駅まで迎えに来てくれるとのこと。
11.疑惑から確信へ
当日、駅に着いたらA子とB太郎がいた。
そして主にB太郎が僕にいろいろ話しかけてきて、漫画とか読んでるかの話になり、そこから漫画以外にビジネス書読んだりするかの話になった。
B太郎は「トップ1%の人だけが知っているお金の真実」という本や「金持ち父さん貧乏父さん」という本を読んだみたいで勧めてきた。
ここで重要キーワードがヒットした。それは「金持ち父さん貧乏父さん」だ。
ネットワークビジネスに関する情報を調べていたところ、この本を紹介される事があると書いてあったのだ。
ここで疑惑から確信へと変わった。
僕はA子に『その本知ってる?』と聞いたら、A子は「知らないんですか~?ベストセラーですよ。」と言っていた。
A子も知ってると。
B太郎は話を続け、さらにこの「金持ち父さん貧乏父さん」を扱った「キャッシュフローゲーム」というボードゲームがあると言い、それがこれから向かうボードゲームの会場にも置いてあると言っていた。
そう、この「キャッシュフローゲーム」もネットワークビジネス情報に載ってあったのである。
僕は知らないふりをして聞いていた。
『へぇ、そんなゲームがあるんだ』
『あ、そうだ、ビジネス書か分からないけど、僕はもしドラは読んだよ~』とか言って普通の会話を装った。
そしてボードゲームをする会場となる福島区民センターへと着いた。
12.参加料が必要
3階あたりの一室の扉の前に「Game Lab」と書かれたホワイトボードがあり、そこが会場となってるようで、扉をあけたら既に人が集まっていた。
前回のボウリングでいたメンバーがたくさんいた。中には初めて見る人や、初めて参加してそうな人もいた。人数は20人程。
で、腹が立ったのが、入場時に参加料が必要だった事だ。これには何も聞いてなかった。それも800円。
部屋代としても1人800円もいるのか?20人なら16000円。部屋代いくら?そんな疑問もあり、それは後から調べる事にした。
その場で「参加費いるって聞いてないって」と言うのは空気ぶち壊しそうなので、大人の対応で800円を静かに払った。
そして後々レンタル料調べたら1000~2000円でいけるようだ。
https://www.osakacommunity.jp/fukusima/situriyouryoukin.html
ざけんじゃねえぞ。
そんでこの料金表を見て午前中にする理由も分かった。部屋代が安いからだ。
13.キャッシュフローゲーム
最初にB太郎にキャッシュフローゲームの場所に案内され、簡単な概要を少し聞かされた。
でも今回は僕はこれはまだしないとの事。「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでからのほうが面白いので、それからだと。
キャッシュフローゲームは資産運用するようなゲームっぽくて、これが「リアル人生ゲーム」という事だった。
今回は簡単なボードゲームをすることになり、6人程のテーブルでA子と共にゴキブリポーカーやコヨーテなどのボードゲームで遊んだ。
一方、キャッシュフローゲームのほうに目をやると、そこには10人以上集まってる異様な光景が。
半数はこれがメインのようだ。
マイクを持った司会の人のアナウンスでも「お集まりの皆さんはこう見えて資産管理を勉強されてるみたいで」のような事を言っていた。
ほうほう、まさしくネットワークビジネスとの確信を得る発言じゃないか。
ボードゲームは1時間半くらいやって、その後は予定があったので、自分だけ早めに切り上げる事になった。
参加費必要なら、時間いっぱいとったのに。
その後、A子が途中まで送ってくれた。
14.その後のライン
グループラインでA子からメッセージが来た。
A子は「楽しかったです。またやりましょうね~」と。
僕は参加料必要だった事について少し言及してやろうと思ったので、「楽しかったけど、参加費いるの聞いてなかったよ」と言った。
A子は「ごめんなさい」と言って、続けてB太郎が「参加費聞いてなかったんや…公共の施設借りたので参加費いりますよ。またおススメした本読んだら感想聞かせて下さいね」と言ってきた。
「部屋のレンタル料いくら?」「1人800円は高いんでない?」「スポーツイベントはほんとに無料なの?」と返事したら、今のところ既読あって返信なし。
1日待って返信なかったから、グループラインではなくA子に直接、「金持ち父さんの話が出てから確信したけど、これマルチだよね。俺は絶対やるつもりないから誘っても無駄だよ」と送って、それからまだ返信なし。
15.ライングループを作った理由
今この記事を書いてるのがA子にラインを送った日である。
ネットワークビジネスに関する記事を見ていたら、勧誘をされた記事があって、それを読んでるとライングループを作った理由もおそらく分かった。
個人ラインではB太郎にとって僕が誰の繋がりか分からないからだ。人数が少なければ分かるかもしれないが、数多くなると把握できなくなる。
ライングループにする事によって、A子の繋がりだという事が分かる。
また、B太郎の既読が遅い事がよくあった。つまり同時に他にも何十個とあるライングループから通知が来ているに違いない。
さらに参加費についてB太郎が言った「参加費聞いてなかったんや…」という発言も不自然である。B太郎も同じライングループなのに。しかも他人事のようにして、A子に責任があるかのようだ。つまりB太郎はA子の上司的な立場という事に。
これらはこちらの記事を参考にさせてもらった
https://saburo-design.com/12080/
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以上が全容です。
ネットワークビジネスなのは100%間違いないでしょう。今後はもう参加するつもりはありません。
A子には一応最後の良心で「辞める事をお勧めするよ」と送りましたが、効果あるかどうかは分かりません。
皆さんもこういった類には気を付けて下さい。