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ライトノベル 2006/08/25
近頃、小説を読んでいる。
と言っても、漫画風な内容の「ライトノベル(略してラノベ)」といわれるカテゴリの小説だ。
近頃読んだのは、デスノートの小説版と、涼宮ハルヒシリーズである。
ラノベという言葉は最近知ったのだが、ラノベは小学生の頃から読んでいた。
深沢美潮著のフォーチュンクエストシリーズが面白くて集めて読んでいた。
当時ドラクエが流行っており、この小説も「クエスト」がついていたので、それで気を引いた。
内容も、パーティがいてクエストをするという冒険もの。
主人公はマッパーの女の子で、その子の一人称で物語は書かれている。
ラノベ以外で面白かったのはゲームブックである。
ゲームのように次に何をするかの分岐があり、その分岐によって物語が変わる。
戦闘シーンもあり、ダメージはページ数を適当にめくって偶数か奇数かによって変わったりしていた。
チェックリストもあり、これらはゲーム開発でいうフラグ管理となっていて、アドベンチャーゲームと同じ仕組みであった。
ドラゴンクエスト、魔法陣グルグルのゲームブックがあって読んでいた。
さて、今読んでいるのは、「涼宮ハルヒ」シリーズである。
このタイトルはアニメで知ったのだが、原作はこの小説であり、角川スニーカー大賞を取った作品であるようだ。
「涼宮ハルヒの憂鬱」というタイトルから始まり、以下「涼宮ハルヒの溜息」「涼宮ハルヒの退屈」等とシリーズが続いている。
アニメでは1巻の「涼宮ハルヒの憂鬱」という話が中心で、他に各巻からショートストーリーを選んでいた。
現在、5巻の途中まで読んだところだ。中でも4巻目の「涼宮ハルヒの消失」は面白かった。
この話はアニメでは触れていなかったので、多分次回はこの話を中心に再アニメ化になるかもしれない。
ところで、この原作は主人公の一人称で物語が描かれている。つまり、主人公以外の場所で起こった事は描かれない。
内面描写も主人公だけあって、他のキャラは会話のみだ。だから本当の心の内は分からない。
思えばフォーチュンクエストもこのタイプだ。ハルヒは主人公は男で取り巻くのは女、フォーチュンは主人公が女で周りは男中心か。
でも小説を読んでいると、普段使わない言葉や意味の分からない言葉が度々使われていて、知識の向上にはなる。
文面の言い回しや比喩表現もうまくできており、さすが小説家といったところか。
だが、これらの言葉を自分のものとして使うには無理かもしれない。
あとは本を読んでいると漢字を読めるようになる。ルビもふってあるので。
でも、こういう本で出てくる漢字は簡単なので、日常範囲レベルだ。
FFタクティクスというゲームに出てくる漢字は相当難しくて、ルビも振っていないので辞書調べまくりだった。意味を調べてノートにまとめていた。
そういうことで、漫画ではなく小説もいいものだ。小説しか出来ないトリックや言い回しもある。
ただ、活字は疲れるので何度も読む気にはならないが。